古くから行われる高野山での行事

旧正御影供(きゅうしょうみえく)

お大師さま、御入定の3月21日の旧暦に当たる日に、「旧正御影供」を執り行います。

正当日の前日の夜「御逮夜(おたいや)」では、お参りにこられ た多くの方々の手によって、伽藍全体がお花とろうそくで埋め尽くされます。午後6時半より伽藍御影堂付近にて御詠歌・舞踊の奉納、午後7時には「御逮夜法会」を執行致し、その後、年に一度しか内拝することができない御影堂内を参詣者の方々がお大師さま・諸弟子様方を奉拝されます。

また、正当日には午前9時より奥之院燈籠堂にて御影供の法会を行い、午後1時より御影堂にて御影供の法会を執り行います。山内の住職は、法印御房と 共に金剛峯寺から御影堂までの道のりを行道致します。法印御房は結縁潅頂のときのようにお輿に乗られます。どちらの法会も「法印御房」が御出仕され、伽 藍・御影堂では裏千家の献茶や華道高野山による献華が行われ、非常に見応えのある法会となっております。参拝されるにふさわしい法会としておすすめ致します。

※「御逮夜」時の御影堂参拝の際、内拝希望者は御影堂横に設置いたします本部テントにて「整理券」をお受け取りください。