古くから行われる高野山での行事

仏生会(ぶっしょうえ)

仏生会とは「花祭り」としても親しまれ、お釈迦様の御誕生をお祝いする法会です。

法会には式師と呼ばれる方が「仏生会講式」を奉読します。これは、物語のようになっており、お釈迦様の御誕生から涅槃までを独特な節に乗せながら讃歎していきます。また、杉の葉で盛った「花御堂」の中には、御誕生時のお姿をされたお釈迦様が安置されています。

「灌沐(かんぼく)」と言う作法があり、法会の締めくくりとして当日参加された山内住職の方々がお釈迦様の頂きに「甘茶」を注いで供養を致します。 また、当日「高野山寺族婦人会」の方々のご奉仕により、参拝者の方々には甘茶が振る舞われます。