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手水舎(ちょうずしゃ

手水舎とは、寺院の入り口に配置されている建物の事です。寺院に参拝する前に、ここで身を清めるために手水で手と口を清めます。

手水には決められた作法があり、以下の手順を踏む必要があります。
・手水舎に向かって礼
・右手で柄杓を持ち、水を汲み、そのまま左手を清める
・柄杓を左手に持ち替え、右手を清める
・柄杓を再度右手に持ち替え、左手に水を受け口をすすぐ
・柄杓を清める
・手水舎に向かって礼をして終わる

この一連の作法を柄杓に溜めた水で一度に行うため、柄杓に水が満杯になるまで溜めるくらい汲みましょう。また、口をすすぐ際は決して柄杓に直接口をつける事のないように注意してください。

因みに、なぜ左手から清めるかというと、古来より日本では左手が右手よりも上位であるからです。中国では時代によって右と左の優劣は異なりますが、日本の場合は飛鳥時代から現代に至るまで常に左が上位であり、それは左右や左大臣という言葉からも分かります。また、もう一つの説として、『唐の時代』では左の方が上位であり、その時期に日本に伝わったからとされる説があります。