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壇上伽藍 根本大塔

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壇上伽藍(だんじょうがらん

壇上伽藍とは、空海が高野山を開創した際に真っ先に建設された場所です。

高野山そのものを金剛峯寺という一つの大きな寺院と見た時に、敷地内の核とも言える場所に位置しており、空海が入定したとされる奥之院と並んで二大聖地とされています。

この壇上伽藍は、密教思想に基づく『胎蔵曼荼羅』の世界観を形にしたものだと言われており、内部には19つもの諸堂が建ち並びます。特に高野山の総本堂である『金堂』や根本道場のシンボルの『根本大塔』は壇上伽藍の中でも重要な場所とされ、 御朱印もこの2つの場所にて頂くことができます。

また、空海が高野山で密教を広めるキッカケになった『三鈷の松』も、金堂と御影堂の中間に植えられています。
金堂や根本大塔以外の特徴的なスポットとして、鐘楼堂にある大塔の鐘という大きな鐘があり、これは時間を告げる以外にも法会などの儀式を告げる際にも鳴らされています。現在も高野山には午前4時、午後1時、午後6時、午後9時、午後11時に大塔の鐘が鳴り響き、その音の数は合計で108回になります。

因みに、伽藍とは僧侶が修行するための清浄なる場所のことを指し、そこから寺院という意味も持つようになりました。