古くから行われる高野山での行事

大曼荼羅供(だいまんだらく)

大曼荼羅供は高野山の諸法会の中で最も起源が古く、非常に重要な法会として位置付けられています。

この法会はその名の如く金剛・胎蔵両曼荼羅を供養し、生きとし生けるもの総てに功徳を施す大変ありがたい法会です。高野山の行事の中では5月の「結縁灌頂」と並んで非常に厳格な法会であります。

当日は伽藍内の「大会堂」より山内住職が「金堂」まで行道(お練り)します。住職方は様々な金襴の衲衣(のうえ)と呼ばれる袈裟を着用されていますので、非常にきらびやかな行道が繰り広げられます。当日の御導師にはやはり、法印御房が御出仕されます。