寛治8年(1094年)より滅罪生善(めつざいしょうぜん)のために1週間、金堂の中を理趣経に節を付けて堂内を廻ります。非常に変わった声明ですので、声明に興味のある方は面白いと思います。この法会では、真然大徳が重んじられ、金堂の曼荼羅の裏には、真然大徳と釈迦如来の掛け軸がかけられます。その日最後のお経は、途中で終わりとなり(終わり経)、次の日の始め(始め経)へと引き継がれ1週間法会は続きます。