もう観ましたか?外せないスポット

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奥の院

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御廟橋は、奥の院にある弘法大師御廟へと繋がる橋の事です。

これより先は霊域中の霊域であり、服装を正し、礼拝をして、心を清めてから足を踏み入るべきとされています。また、撮影も一切禁止されており、テレビ番組ですら滅多に撮影許可が下りません。

橋には36枚の橋板が使われ、橋そのものを合わせて37枚と数えられており、金剛界37尊を表していると言われています。金剛界37尊とは、金剛界曼荼羅のうち、成身会(じょうじんね)に描かれる仏菩薩の総称の事です。さらに橋板の裏には仏様の象徴とも言える梵字が刻まれています。

かの有名な物語『苅萱(かるかや)』とも深い関係があり、父と子の関係でありながら仏様に身を捧げたためにその真実を打ち明けられなかった苅萱道心と、父を探していた石道丸が初めて邂逅した場所こそが御廟橋なのです。更に苅萱の物語を知りたい場合は、物語を絵にした額が苅萱堂に飾られていますので訪れてみてください。

因みに、本来の御廟橋は木の橋だったのですが、現在は原型そのままに石の橋へと架け替えられています。