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大門

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大門は、正式名称を『金剛峯寺 大門』と呼び、高野山の入り口にある高さ25.8メートル5間重層の総門です。

まさしく高野山の境界線であり、女人禁制の時代ではここより先に女性が入るのを禁じられていました。代わりに、大門の手前に女人堂という女性の修行者が使うお堂が配置されています。

創建年は不明であるものの、焼失が理由で過去に四度再建されたらしく、現在の大門は1705年のもの。ただし、1986年にも解体修理が行われており、その前まで白い門だったところを赤い門に変えられたとのこと。

大門を代表する高さ4.8mの巨大な2つの金剛力士像は日本で2番目の大きさを誇り、重要文化財に指定されています。

因みに金剛力士像が手に持っているものは金剛杵と呼ばれる仏敵を退散させる武器であり、仏敵から高野山を守ってくれているのです。

実は現在の大門の前身となる鳥居は、ここより数百メートルほど下ったところにある九折谷という旧道に建てられていたのですが、1141年に現在の場所に移動すると共に鳥居から門へと変更されました。